手術を受けたことはありますか ? 何のためですか ?

あれは小学2年生の夏休み。だから8歳だった。地元の病院でもできた手術だったのだけれど、家から遠い大学病院に入院した。整形外科だったのだけれど、県内から患者が集まるから8人部屋は全員子ども。股関節脱臼、やけど、交通事故、8歳の子どもでは聞いたことも見たこともない病気の人ばかりだった。みんな頭と口は元気だったから仲良しになった子もいた。車椅子に乗って友達と院内冒険とか母親に連れて行ってもらった。冷房がなくて強烈に暑かったことも記憶にある。さて、手術の日、浣腸から始まる。体験したことのない苦しさ。そのあと、素っ裸になって毛布をかけられてストレッチャーで手術室へ。扉ふたつめからは母親とお別れ。覚悟したなー。明日はこの世にいないかもしれない。実は、おじいちゃんと入院前約束してた。生きて帰ってきたら自転車買ってねって。今考えるとこの時点で100%購入決定なのです^_^。当時は失敗して帰ってこれないかもしれないと、覚悟して手術することにしたんです。医者と一緒に数を数えて4つ。目を覚ましたのは6時間後かな?それから1週間頭の位置を左上に向けたまま動かないという無理な体勢で寝たきり。そのあと頭から胸までギブス固定をして退院。ギブスの下が暑くて痒くて夏休みの終わりの頃ギブスを取って自転車を買ってもらいました。長い話だったのですが本当はもっと長く細かい小学2年生の夏休みの記憶が残っています。あっそういえば、病名は、先天性の斜頸です。首を傾げているのはかわいいと言われていたのですが、小学校入学後、ほとんど毎日給食のあと吐いて保健室、母親が迎えにくる日もあった。いろいろあって手術することを一年がかりで決心したのでした。

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