パラレルワールドでの人生について聞かせてください。
パラレルワールドが存在するのかどうかはこの際おいておく。ただ、長く生きていると分岐点となった選択は何度もある。成功を夢見て頑張って獲得した選択もある、チャンスを逃してその選択をするしかなかったことも、、ある日突然スカウトされてなんの躊躇もなしに『はい』と答えて選択してしまったこと、これは何度かある。また、突然大学に入学してしまったこと、それが本の出版に繋がったこと。人生はこんなだから、今生きている人生と同時に動いている空間が存在するのではないか、、と思えてならない。パラレルワールドが確実に存在する手応えはないけれど世間体を考えなければこんな自分もいるという観点でパラレルワールドの私を話してみよう。自分自身を暴いてしまうようで恐怖感もある。 日本がバブル経済に突入しようとする頃、経済的に苦しい少年は新聞配達をしながら学生生活を送っていた。ある日新聞の一面が真っ黒だ。きみ悪さをかんじながら配達してマンションのエレベーター内でその記事を見ると株が下がったらしい。ブラックマンデーだった。株式に目覚めた少年は社会に出たら株で大金持ちになることを夢見ていた。日々の新聞に目を通し、流通、工業、金融の仕組みと構造を理解していく。旅行業界に就職すると貧しかった少年は、好調な業界の波に乗り経済的豊かさを得る。これから30年にもわたる日本経済の停滞期が来るとことなど知らずにまいにちをたのしんでいた。大金持ちになる夢は遠のき、経済的に自立できたことに満足していた。しかし、突然にその時はやってきた。経済失速、株価暴落。強い日本経済に乗り海外旅行が当たり前になった日本が変わってしまった。青年は夢を思い出す。株をもとに大金持ちになる夢。青年は旅行を通して世の中の構造を見聞きし、彼なりの解釈で有り金を全て暴落した株に注ぎ込んだ。そして揺るぎない経済的自由を手に入れた彼は、貧しさが元で夢を諦めかけている少年、少女たちの支援をしている。、、、私のパラレルワールドです。今これを書いている私はそれなりの成功を収めていますが、業界は物語とはまったく違う、、医療業界を生きてきた金融的投資をしてこなかった私です。もう1人の私は存在するのか、あったかもしれないじんせいなのか、直感がパラレルワールドを感じているのかは定かではありません。
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